初練習(5/18)
- Nushi
- 2019年5月18日
- 読了時間: 3分
本日、勤務校で有志生徒6人と初練習を実施しました。
・この活動を通して学んでほしいこと
・ディベートを通じてしてほしくないこと
・ディベートとはどのような活動か?
の3つを説明し終えた後、フリートークを行いました。
3分の準備時間+1分のスピーチ時間+ペア同士でコメント、合計3セット行いました。
1回目は、「自己紹介(Self-Introduction)」
生徒にとっては初めての試みでもあり、なかなか準備もスピーチも不安な様子でした。
いざスピーチを開始すると20秒, 30秒で終了...。「1分ってこんなにも長かったのか!」とスピーチ後に叫ぶ生徒も。
私自身、高校1年生の4月に初めてディベートに触れた際、何も話せず無言のまま5分間のスピーチ時間を終えてしまいました。その経験を生徒に伝えると、生徒たちは笑ってくれ先ほどよりも気持ちが落ち着いた様子になりました。「初めてで大変だったけれども、これから少しずつ話せるようになっていこう」と前向きな姿勢になって次に取り掛かります。
2回目は、「好きな〇〇(My favorite 〇〇)」
〇〇は各自決めてもらい、1回目と同じように3分の準備時間+1分のスピーチ時間で行いました。1回目と比べると、生徒のスピーチ時間は5〜10秒程度長くなった印象です。よく頑張りました!
3回目は、「あなたが訪れたい場所(The place that you want to visit)」
この回では、スピーチが終了した後に聞き手が1つ質問を行ない話してはそれに応えるという取り組みを追加しました。それぞれのペアで1分スピーチが終了すると、聞き手側は悩みながらも質問内容を考え、そして英語を発します。そして話し手側も、英語で返答できました。
以上の3セットを行なった後、スピーチを上手にする方法として以下の4つをアドバイスしました。
①大きな声で話す
②相手の目を見て話す
③メモに全文書かないように工夫する
④AREAを意識する
特に④のAREAについてこの後説明しました。
A=Assertion(主張)
R=Reason(理由)
E=Example(具体例)
A=Assertion((再)主張)
この構成でスピーチを作っていくと、自身の考えをより整理できる, 相手もスピーチの内容をより聞き取ってくれることを伝えました。
そして、AREAを意識しながら、本日4回目のフリートークを実施しました。
お題は「宿題は廃止されるべきだ(Homework should be abolished.)」です。ここにきて初めてディベートに近いものを挙げてみました。生徒には、まずこのお題に対して賛成・反対どちらの立場をとるかを各々決めてもらい、その立場にそって4分間準備をしてもらいました。
生徒は新しい考え方を使って準備に取り掛かり、うーんと悩んでいるようでした。ですが、準備時間を終えていざ1分間スピーチを始めると、それまでとは打って変わり、スピーチのわかりやすさが上がってきました。またスピーチ時間も長くなり、全員が30秒以上、中には50秒も続けられる生徒が出てきました!
その後は、4月に名古屋で行われた練習会の様子のビデオを視聴し、試合の様子や他校生がどのように英語でスピーチをしているのかを共有しました。
約1時間半の活動で、本日の練習は終了です。
いきなり英語でスピーチをしたり、AREAという今まで触れたことない考え方に基づいて準備をしたりと、生徒にとっては頭への負荷が大きかった90分だったでしょう。また、私自身も、深く説明しすぎてしまった内容もあれば一方で説明を省きすぎてしまった内容もあったのが反省です。
今後も週1〜2回の頻度でフリートークを中心に1時間〜1時間半の活動を続けていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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