長良練習会(12/22)
- Nushi
- 2020年1月6日
- 読了時間: 3分
12/22(日)に、岐阜県立長良高校にて即興型英語ディベートの練習会が開催されました。
筆者はその前日に東京大学でPDA全国大会にジャッジ参加しており、1日目の全試合終了後そのまま新幹線で自宅に戻り、翌日の上記練習会に参加しました。
この日は3校から中高生が集まり、初心者・経験者の2グループ, 計8チームに分かれ、午前・午後合わせて4試合を行いました。ディベート形式は、午前中の経験者グループはWSDC簡易版形式で行い、それ以外はNorth American形式の時間短縮版です。
使用された論題は以下のとおりです。
Round 1
経験者:This House Would allow the use of performance-enhancing drugs in sport.
(本議会は、スポーツにおいて身体能力増強薬の使用を認める。)
初心者:It is better for high school students to have a part-time job.
(高校生がアルバイトをすることは好ましい。)
Round 2
経験者:This House Would ban children from becoming professional models.
(本議会は、子どもがプロモデルになることを禁止する。)
初心者:Zoos should be banned.
(動物園を禁止すべきである。)
Round 3
Club activities on weekend should be banned.
(週末のクラブ活動を禁止すべきである。)
Round 4
Cosmetic surgery should be banned.
(美容整形手術を禁止すべきである。)
集まった教員は筆者含め3人のみであったため、各試合のうち1部屋はディベート経験の長い生徒たちに交互に入ってジャッジをやっていただきました。
練習の雰囲気も和やかで楽しく、教員3人は準備時間をお菓子を食べながら過ごしたり(もちろん論題から推察される議論について十分話し合っています)、生徒も試合が終わって休憩時間はストーブを囲ってお互いの学校の生徒と談笑したりなど自然に交流を行なっていました。
8チームのうち1つは、2つの学校の生徒から構成されたミックスチームでした。朝の時点ではぎこちないコミュニケーションでしたが、1試合目を終えてからはお互いに意気投合して、4試合目の準備時間中には互いのアイディアを出し合って「お、それいいね〜!」「じゃあ、スピーチの中に盛り込んでおくわ!」などとかなりハイテンションになっていました(笑)。また、運命のいたずらか、4試合目は筆者がそのチームを試合をジャッジすることになり、試合の中で彼らのスピーチにはちょっとしたお笑いが仕組まれておりました。議論の質や勝敗はさておき、ディベートを楽しくやっているということがダイレクトに伝わった時間でした。
4試合終了後は、参加生徒全員で反省会を行いました。「今日の練習会で何を学んだか」「何をこれからの課題にしていくのか」等を挙手制で発表してもらい、それを全体で聞いて共有していくという形式です。たいていこのような形式ですとなかなか挙手できず時間だけがただ過ぎ去ってしまうものですが、会が始まった瞬間、5〜6人の生徒が同時に手を挙げ、我先にと発言したいという感じが強く伝わりました。初めの5〜6人だけでなく、その後も続けて挙手されていき、全員が1回以上は発言していました。
普段は岐阜聖徳高校さんを会場にしての講習会ですが、今回のようなより小規模な練習会も生徒の成長を高める大事な取り組みであると実感しました。次回も同様の練習会があればぜひ参加していきたいと思います。
なお、この記事を執筆している次の週末(1/22)には岐阜聖徳高校さんでの講習会が開かれますので筆者もまた参加し、講習会内の様子についてお伝えしていきたいと思います。
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